UXという言葉を一度は聞いたことがあるでしょう。
近年、UXに対する注目度はますます高まっています。
ではなぜ、UXは重要なのでしょうか?
それは、良いUXはユーザーに感動を与えることができるからです。
この記事を読むことで、UXとはそもそも何なのか?
UXがなぜ重要なのか?ということについて理解することができます。
本記事はこんな人におすすめです。
・UXとはどういうものか知りたい
・UXがなぜ重要なのか知りたい
・これからUXを学んでいきたい
そもそもUXとは何か?
まず最初にUXとは何か?について説明します。
UXとは、ユーザーが製品やサービスから得るすべての体験のことです。
例えば、iPhoneを例にすると、以下のような感情はすべてiPhoneがもたらすUXだと言えます。
・iPhoneは、画面が見やすく操作しやすい
・iPhoneは、デザインがおしゃれでかっこいい
・iPhoneを所持しているだけでうれしい
・iPhoneは、USB-TypeCに非対応で残念。。。
・iPhoneは、他のスマートフォンと比べて値段が高い。。。
ポイントは、ポジティブな体験もネガティブな体験もすべてUXだということです。
また、同じ製品やサービスを使っていても、受け取る感情は使う人や、使う場面よって異なるという点も重要です。
例えば、iPhoneの大きな画面は、映画を見るときにはポジティブな体験を与えます。
一方で、持ち歩くときには、ポケットに入らなくて困るといったネガティブな体験を与えるのです。
このようにUXとは、ポジティブなものもネガティブなものも含めて、ユーザーが製品やサービスから得るすべての体験を差します。
UXはなぜ重要なのか?
次に、本題であるUXがなぜ重要なのかということについて考えてみます。
UXが近年特に重要だとされるのは、世の中に多くの”モノ”があふれているからだと考えます。
近年は、似たような製品が市場にあふれており、単純に”モノ”を作るだけでは、市場優位性を保てなくなっています。
少し前は、画期的な新機能を備えた新商品を出せば、市場優位性を獲得することができました。
しかし、技術力の進歩により現在では、他社もすぐに同じような商品を製造することができてしまいます。
例えば、コンビニの商品でもセ〇ン・〇〇ブンがある商品を出せば、似たような商品を〇ーソンもすぐに発売されるといった具合です。
その為、単に”モノ”を作るだけではなく、”モノ”からどんな体験を与えられるかを含めた”コト”としてプロダクトを提供する必要があるのです。
良いUXの事例としてよくある例がスターバックスのUXです。
スターバックスはドリンクやフードを提供するお店です。
このドリンクやフードは、先ほどの”モノ”に当たります。
では、スターバックスが提供している”コト”は何でしょうか?
それは、スターバックスの店舗や設備といった空間から提供される、居心地の良さや、また行きたいと思えるような体験です。
スターバックスの店舗には、友人と楽しく話している人、何かの打ち合わせをしている人、仕事をしている人などいろいろな人がいます。
それぞれの人が単にドリンクやフードを楽しむ以上の体験価値を感じ、スターバックスに足を運んでいるのです。
もはや、ユーザーはスターバックスであることに自体に価値を感じている言ってもいいでしょう。
良いUXを提供するプロダクトは、ユーザーにとって唯一の価値を持つことになります。
このようにUXは、差別化された良いプロダクトの重要な要素だと言えます。
知ってもらいたい、UXの魅力!
ここまでで、UXがビジネスにとって重要なものであると分かっていただけたかと思います。
それだけではなく、本記事では、UXの魅力についても熱く語っておきたいのです。
私は、UXデザインは、ひとを思う気持ちで、ひとに貢献し、感動を届けられる仕事であると思っています。
ユーザーに寄り添って、嬉しい体験を届けようとする、それが期待通り喜んでもらえることに繋がれば、やりがいや大きな達成感を得られるでしょう。
さらに、UXが、何よりも重視される世の中は、思いやりに溢れ、ストレスフリーな世界につながると信じています。
分かりづらい料金体系、入会は簡単なのに退会は複雑なサービス、条件が複雑な割引情報といったものは、無くなるはずです。
皆さんにもUXの魅力が少しでも伝わったのなら、そんな世界に少し近づいていると感じます。
まとめ
少し熱くなってしまいましたが、まとめです。
UXは、ビジネス的にプロダクトの差別化を図る上でとても重要です。
特に近年の多種多様なプロダクトが存在する世の中において、UXにこだわったプロダクトは、独自の魅力を発揮することができます。
ビジネスを抜きにしても、UXデザインは、魅力ある仕事です。
少しでも興味を持ってもらえたなら、とても嬉しいです。
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